ヘアオイルは、種類と使い方によっては熱によるダメージ対策になります。ただし、すべてのヘアオイルがドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守るわけではありません。熱から守る目的なら、パッケージに「ヒートプロテクト」「熱ダメージ対策」「ドライヤー・アイロン前に使用」などの表示がある商品を選び、使用方法に従うことが大切です。
ヘアオイルが熱ダメージ対策になる理由
ヘアオイルは髪の表面をコーティングし、乾燥や摩擦を抑える働きが期待できます。そのため、ドライヤーやヘアアイロンを使う前に適切な商品を使うと、髪の水分が失われることや、ブラシ・アイロンとの摩擦を抑える助けになります。
ただし、これは「髪を熱から完全に守る」という意味ではありません。高温のアイロンを長時間当てたり、同じ部分に何度も熱を加えたりすれば、ヒートプロテクト表示のある商品を使っていてもダメージを避けられない場合があります。
すべてのヘアオイルが熱対策用ではない
ヘアオイルには、髪をまとまりやすく見せる仕上げ用の商品もあります。仕上げ用のオイルを、熱を加える前に使えるとは限りません。
特に、商品に使用するタイミングが明記されていない場合は、ドライヤーやヘアアイロンの前に使ってよいか判断できません。次の表示を確認してください。
- ドライヤー前に使用できる
- ヘアアイロン前に使用できる
- 熱から髪を守る、熱ダメージを防ぐなどの説明がある
- 乾いた髪、ぬれた髪のどちらに使えるかが書かれている
「保湿」「ツヤ出し」「まとまり」といった説明だけでは、熱から髪を守る機能まで確認できません。表示がない場合は、熱対策用として使えると断定しないほうが安全です。
ドライヤー前にヘアオイルを使う方法
ドライヤー前は、髪の水分をタオルで軽く取り、ヘアオイルを少量なじませてから乾かします。髪がぬれたままの時間を短くし、ドライヤーを近づけすぎないことも重要です。
- 洗髪後、タオルで髪をはさんで水分を取る。
- ヘアオイルを手のひらに少量出し、手のひら全体に広げる。
- 毛先を中心に、髪の内側からなじませる。
- 根元を避けて、ドライヤーで髪を乾かす。
- 仕上げに毛先の乾燥や広がりを確認し、必要ならごく少量を追加する。
ヘアオイルを多くつけると、乾きにくくなったり、髪が重く見えたりすることがあります。使用量は商品説明を優先し、最初は少量から調整してください。
ヘアアイロン前は、乾いた髪に使えるか確認する
ヘアアイロンを使う前にヘアオイルを使えるかどうかは、商品によって異なります。アイロン前の使用方法が明記された商品以外は、自己判断で使わないようにしましょう。
髪がぬれた状態や、内部に水分が多く残った状態でヘアアイロンを使うと、熱による負担が大きくなる可能性があります。アイロンを使うときは、まず髪を完全に乾かしてください。
- 髪を完全に乾かす。
- アイロン前に使えると表示された商品を、少量だけなじませる。
- 髪を適量ずつ分け、同じ場所に何度もアイロンを当てない。
- 仕上げ用のオイルは、髪が冷めてから必要な量だけ使う。
商品に「アイロン前には使用しない」などの注意がある場合は、その指示に従ってください。オイルをつけた直後に高温のアイロンを当てる使い方が、すべての商品に適しているわけではありません。
熱によるダメージを抑えるための基本対策
ヘアオイルだけに頼らず、熱を加える時間と回数を減らすことが基本です。次の対策を組み合わせると、髪への負担を抑えやすくなります。
- タオルドライで、ドライヤーの使用時間を短くする
- ドライヤーを髪に近づけすぎず、同じ場所に当て続けない
- ぬれた髪にヘアアイロンを使わない
- アイロンを使う前に、髪を適切に乾かす
- 必要以上に高い温度や長時間の加熱を避ける
- ブラッシングやアイロンで強く引っ張らない
- 毛先を中心に、洗い流すトリートメントなどで日常的に保湿する
枝毛や切れ毛のように、すでに傷んだ部分はヘアオイルで元の状態に戻るわけではありません。オイルによって一時的に手触りや見た目が整うことはありますが、ダメージの進行を抑えるには熱や摩擦を減らすことが必要です。
ヘアオイルを熱ダメージ対策に使うときの判断
ドライヤー前なら、熱対策用として使える表示がある商品を選ぶのが判断の目安です。ヘアアイロン前は、さらに使用タイミングと髪が乾いているかを確認してください。
| 使うタイミング | 確認すること |
|---|---|
| ドライヤー前 | ぬれた髪に使えるか、ドライヤー前に使えるか |
| ヘアアイロン前 | 乾いた髪に使えるか、アイロン前に使えるか |
| スタイリング後 | 仕上げ用として使えるか、使用量はどの程度か |
結論として、ヘアオイルは髪の乾燥や摩擦を抑える補助にはなりますが、商品を選ばずに熱から守れるわけではありません。パッケージの使用方法を確認し、髪を完全に乾かすこと、加熱時間を短くすること、同じ部分に熱を当て続けないことを優先してください。







